こんにちは!ぽこぽこです。
今回は犬の社会化について説明したいと思います。
社会化って聞くけど実際になんのこと?って思う人もいると思います。
実際、ぽこを飼い始めるまでは知らなかったのですが自分なりに勉強したことをまとめてみました。
🐾子犬の社会化期

犬が人社会・犬社会に対して「学習によって身につける社会性」のことを指します。
その時期は個体差はありますが感覚器や運動機能が発達してくる生後3週齢〜16週齢の子犬はとても柔軟です。
この時期は様々なものに慣らすのにとても適した時期です。この時期を社会化期(または感受期)と呼び、
子犬の脳組織の急速な発達時期にも一致することが分かっています。
子犬がこれから生きていくことになる人間社会で今後遭遇することになる様々な刺激(掃除機、自動車、自転車、バイク、赤ちゃんの泣き声、踏切音、花火の音など)に慣れておくと将来これらの刺激に怖がらなくて済むようになります。
社会化とトレーニングはできるだけ早くスタートするのがうまくいくコツです。ですが社会化期を過ぎても時間をかけてゆっくり楽しい経験を積み重ねることで、社会性のある犬に育てることも不可能ではありません。
🐾犬の性格形成は生まれてから1年の間が大切
犬の性格が形成される時期
犬の性格は生まれてから1年間でだいたい形成されます。
外的刺激を受けて、社会に適応していくことを学ぶ時期です。

この頃は、外的刺激に対して強い好奇心を持つ犬が多いです。
この時期に様々なことを体験することはとても大事なことです。
【生後13週〜12ヶ月頃】
警戒心や恐怖心を覚える時期
今まで物怖じしなかった子でも、少しずつ「怖い」という恐怖心が芽生えてくる時期です。
子犬たちは、社会期の前半(生後4週齢頃~)に母犬や同腹の兄弟犬たちと遊ぶことで、相手の仕草などから犬同士の会話を身につけることができます。
遊びが少し度を越してしまえば母犬に注意され、兄弟喧嘩になれば、お互いどれくらい噛めば痛いかを身を持って経験していきます。
各自治体では、繁殖を営む人たちに対して生後56日(生後8週齢)未満の子犬や子猫の販売や展示を禁止する動きが出ています。
しかし、実際にはペットショップなどに流通されている多くの子犬が、生後8週齢前に母犬や兄弟犬と引き離され、犬同士のコミュニケーションを学ばないまま、家庭にやってくることがほとんどです。
ですから、早期に母犬と引き離された子犬を家庭で迎え入れることになったときには、さまざまな人、犬、物や場所などに子犬を触れさせることが大切と心得ておきましょう。
この大切な時期に外の世界から遮断された場所で暮らした子犬たちは、その後、外に出た時に大きなカルチャーショックを受けることになります。外の世界になかなかなじめないといったストレス状況に陥ったり、成犬になっても警戒心の強い臆病な犬になってしまったりする可能性もでてきます。
🐾社会化期に何をどうしたらいいの?
性格形成の時期に大切なこと
子犬もまだ落ち着いていないので、無理に連れ出す必要はありません。家庭の環境に慣れて、少し落ち着いた頃にいろいろな場所に連れ出してあげましょう。と言っても、初めから人ごみに連れ歩くのではありません。家の周りを抱っこで散歩し、外の空気や風の匂いを嗅がせ、道行く人の声や犬の吠え声、車の音、街中の騒音などに少しずつ慣らすことから始めます。よその犬と直接触れ合わなくても、姿を見たり、声を聞いたりするだけでもとても良い刺激になります。抱っこで歩くのもワンちゃんによっては怖がるかもしれません。そういう時はペットカート でお散歩するのもいいでしょう

とにかく外の世界に触れる機会を増やしてあげることが重要です
子犬を迎え入れて新しい環境に慣れたら、お散歩に出られない時期はCDや掃除機、ドライヤーなど、お家の中でできる音慣れのトレーニングをしましょう。また、スキンシップも大変大切です。
特に、お子さんがいる家庭では愛犬が嫌にならない程度に適度にスキンシップをしていきましょう。これはトレーニングの一環でもありますが、「人間の手=撫でてもらえる」という良い印象があると、他の方に慣れさせる時に、他の方の手を怖がらなくなります。
ワクチンの接種が完了していないからといって、家から一歩も出ないでいたら大事な社会期を逃してしまいます。抱っこでのお散歩やカートでのお散歩などで感染のリスクを減らして、連れ出しましょう。
人との接触は積極的に進めましょう
制服を着た人、帽子をかぶった人、男の人、子供など、様々な人と接する機会を持ちましょう。フード一粒をあげてもらうのも良いでしょう。もちろん無理は禁物。子犬の表情や行動をよく観察して、ストレスにならない程度に行います。
子犬が新しいものを怖がっているそぶりを見せても、それをすぐに排除しないこと
例えば、いつも置いていないものがある日突然部屋の中に置かれていれば、犬もびっくりすることがあります。遠巻きにしたり、後ずさりしながら吠えてみたり。そんな時、犬が自分で確認することを選ばせることも重要なポイントです。ただし子犬を無理やりそれに近づけるのではなく、子犬が自ら近寄るのを待ってあげます。「な~んだ。大したことないじゃない。」と子犬に自分で納得させることが、自己解決能力を身につける助けとなりますよ。
